パリスグリーンの花嵐

「花緑青急行」の同人誌の下書き代わりにも使うブログです。

台中站→桃園機場第一航廈站(高鐵経由)(2024.7.2)

こんにちは。

 

yakyurin.hatenablog.com

今回の記事では前回までの記事で紹介してきた台中市内での観光を終え、桃園機場(空港)を0時過ぎに出発する便で帰国するために両者間を移動するお話になります。

 

ということでホテルに預けていた荷物を受け取って台中駅の南方面行きホームにやってきました。

これから利用する台湾の新幹線「高鐵」は勿論台中市内にも駅を構えていますが、この台湾鉄路の台中駅には直接乗り入れていません。

そのため、まずはこれから「もう一つの台中駅」を目指すという形になります。

 

しばらく待っていると2両編成のディーゼルカーがやってきて「え、まさかこれに乗るの?」と思っていましたが、ただの回送列車だったようで通過していきました。

 

乗車する區間車がやってきました。

台湾鉄路では普通列車のことを區間車(区間車)といいます。

 

列車に揺られること4駅ほど、新烏日という駅で下車します。

ここが高鐵の台中駅に接続する駅で、上の写真ではバスの車庫の奥に高鐵のトラス橋が見えています。

 

エレベーターに乗ってコンコース階に出ました。

新烏日駅から台中駅(高鐵)までは思いの外距離がありました。

乗り換え時間にはかなり余裕を持っておいた方がよさそうです。

 

なお、この駅には台中市内を走る新交通システム「台中捷運」も乗り入れており、こちらは「高鐵台中」という駅名となっています。

連絡口はその車両を模した装飾がなされていました。

 

台中駅(高鐵)のきっぷ売り場にやってきました。

今回はKKdayというサービスを使って海外客向けの割引料金で予約済みで、さらにそれと併せて高鐵のWebサービスで列車と座席の指定を済ませておいたので、ここでは手配の際に通知した自分のパスポート番号を出札さんに提示して切符の発券のみ行ってもらいました。

 

そうして出てきた切符がこちらです。

「海外優恵」という文字列が先述した割引での利用を示しているみたいです。

 

改札口の前に来ました。

左の緑色の文字で示されている方が南行きで、右の水色の文字で示されている方が北行きですが、「南港行き」が「北」に向かう列車になるのは何かモヤっとする感じがあります。

高鐵には日本の新幹線でいう「のぞみ」「ひかり」「こだま」のような愛称はありませんが、速達タイプから一部停車タイプ、各駅停車タイプまで停車パターンがいくつか用意されているようで、号数を見ればどんな停車パターンの列車かある程度察しが付きそうです。

なお、台中駅(高鐵)は全列車が停車して始終着の列車も設定される主要な中間駅という扱いのようでした。

 

予約した854号が発車するまであと1時間以上あったので、駅の中のスターバックスでゆっくりしていきます。

ちなみに、日本で発行したスタバカードはここでの支払いに使えないようでした。

 

台中駅(高鐵)の中には他にもそこそこの数の飲食店があったので、時間を潰す場所にはあまり困らなそうでした。

 

さて、出発の時間が近付いてきたのでホームへ上がりました。

これから乗車する854号は3番ホームから出発しますが、これは終点の南港駅まで各駅に停車する列車でした。

この列車が発車して3分後には速達タイプの156号も発車しますが、こちらは今回列車を下車する桃園駅(高鐵)には停車しないので、この時間帯でこの区間を利用する場合は前者を使うしかないようでした。

しかし、先の駅で追い抜きが発生するのであれば、この駅で854号の停車時間を伸ばして156号と接続を取った方が利便性は上がるのではないかと思いましたが、台湾ではそういった利用方法があまり一般的ではないということなのでしょうか。

 

854号がやってきました。

前回の台湾旅行では利用する機会が無かったので、これが初めての乗車に。

 

trafficnews.jp

新大阪から東では見納めになってしまったこの顔の車両も台湾ではまだまだ健在…と言いたかったところですが、今年の春にとうとう置き換えの計画が明るみになったので、あと何回くらいお世話になるか…というところ。

 

車内も大体日本の新幹線と同じような雰囲気です…が、平日夜のこだまタイプの列車にしてはめちゃくちゃ混んでいました。

3列の窓側を取ったのですが、隣2席はいずれも利用客がおり、しかも2人とも自分よりも先に乗車していて降りる場所も自分より先の駅だったので荷物を抱えて席に出入りする際にはかなり迷惑をかけてしまいました(明らかに迷惑だったのに荷物を出すのを手伝ってくださったりもしたので尚更申し訳なさが…)

この区間を利用する場合は窓側に空きがあっても通路側のC席かD席を利用するべきだったと反省しております。

 

さて、40分ほどの乗車で桃園駅(高鐵)に到着しました。

こちらも台湾鉄路の同名の駅とは全く違う場所にある駅となります。

 

www.google.com

地下にあるホームから地上に出て桃園空港を経由するMRTに乗り換えますが、時刻は既に21時過ぎ、到着する頃には空港の飲食店は閉まっていそうだと思ったので、この駅の中にある一風堂で腹ごしらえをしておくことにしました。

 

一風堂は昔自分の通っていた大学の近くにあって一時期ちょいちょい行っていたなぁと思い出しながらの一杯となりましたが、一応これが台湾での最後のお食事に。

 

ラーメンを食べ終わって桃園駅(高鐵)の外に出て、桃園MRTの高鐵桃園駅から空港を目指します。

 

空港に行くためは台北方面行きの列車に乗車します。

反対側の終点である老街渓は台湾鉄路の中歴駅近くにある駅となっています。

 

にしても、飛行機が出るのは0時過ぎで空港に着くのは22時過ぎ頃になりそうなので、正直に言えばもっと早く移動しておくことが望ましかったと思われます。

(逆に言えば今くらいの行程がデッドラインという感じでもありますが)

 

改札内に入ると床にはどちらのホームがどっち方面に行くホームかを分かりやすく表示したものが。

もちろん機場(空港)側に行きます。

 

ということで、20分程度で空港第1ターミナル駅(桃園機場第一航廈站)に到着しました。

平日の夜だったのでそれほど人は多くありませんが、金土日祝日あたりだともっと人が多くて移動に時間がかかるのかもしれません。

 

搭乗手続きや荷物の預け入れ、保安検査も比較的空いていてかなり余裕を持って空港の出発ロビーまで辿り着きました。

 

ここからは0時過ぎの羽田行きに搭乗して帰国しますが、そのフライトの様子はYouTubeに搭乗記動画を上げたので、お時間があれば是非ご覧ください↓

youtu.be

 

…ということで、7/1-3の台中旅行の記事を無事全て書き上げることが出来ました。

やはり旅程を一度に全て書くよりも小分けにして記事を放出する方がよかったようなので、次回以降もYouTubeの動画とも併用しながら様々な場所への旅行記をこまめに投稿していければいいなと思います。

 

それではまたどこかでお会いしましょう。